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カバキコマチグモ3

2016/07/10


 少し遅い報告になってしまいましたが、1週間前に巣を暴いて孵化直後の幼虫たちを観察した母子ですが、そのまま試験管に入れておいたところ、母グモはすぐに簡易的な巣を再生しました。



 母グモは、手頃な葉がないので試験管のガラス面に沿って短い筒状の巣を作り、幼虫たちもその中に治まっていました。巣は筆者によって破壊されたものを上手く利用し、それを広げてガラス面に密着させる感じで再生したようです。破壊された巣にくっついていた幼虫たちは、そのまま新しい巣の中に上手く治まりました。



 巣の中の幼虫たち。まだ真っ白です。巣の外に出てしまっているように見えますが、巣の希薄になった部分を撮ったらこのように写りました。



 自然界では、幼虫たちは最初の脱皮を終えて体が黒く固まると、母親をみんなで食べてしまうのだそうです。
 ところが、数日経つと幼虫たちがみんないなくなり、母親だけが健在でした。自然界とは逆のことが起こったようです。以前に飼っていた抱卵中のムカデのメスが、卵を残らず食べてしまうという惨劇を経験しましたが、これを同じことが起こったようです。ムカデの食卵は危険を感じることによって生じると聞いたことがあるのですが、ショックを与えられることで抱卵していることを忘れてしまうのかもしれませんね。身の危険を感じると、卵を天敵に渡すくらいなら自ら食っちまうのだ、そんな説明を聞いたこともありますが、どうなんでしょうね。
 生物はしばしばたくさんの子供を残してその多くを他の動物の餌として供する傾向があるので、この考え方はいかがなものかと思います。
 また、卵を保護しきれないのなら、自分が食べて次の産卵のための栄養にするのだ、という意見も耳にしましたが、一時的な刺激で卵を保護できないと判断するのはあまりにも早計です。危険が去れば引き続き卵の保護に務めるべきです。
 親が子を食うことの意味は、筆者の中ではいまだに不明です。

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