タテスジヒメジンガサハムシ
2016/07/13
体長4mmを切るていどのひじょうに小さなハムシです。ヒメカメノコテントウくらいの虫です。沖縄から届きました。南国でもこんなちっこいハムシがいるんですね。こっちでもハムシの仲間ではこれほどちっこいのは少ないです。ルリ色のハムシで微細なのがいくつかいますかね。
カメノコハムシじゃん、ちさっ! 小さいけれど強い金属光沢を放ち、とても綺麗です。
適当にシャッターを切った写真はどれもピンボケばっか。コンデジは光り物に弱いよなぁ。
気を取り直して、改めて撮影。手のひらに乗せ、手振れしないように注意しながら、少しはマシな写真を得ようと奮戦しました。
ほんとキラッキラです。ちょっとじっとしといてくれんかのぅ。某ゾウムシのように延々と死んだふりされても寂しけど。
腹面図が撮れた。お腹側から見ると小さな虫が透明の笠をかぶっている様子がよりリアルです。
けっきょく種名が判らず、虫取り名人様に泣きつきました。で、タテスジヒメジンガサハムシとのお答えを得ました。ジンガサハムシかぁ、カメノコハムシの名前にばかり気を取られて、ジンガサを忘れてました。うかつ者です。でも、ジンガサとカメノコのちがいって何なんでしょう。
食痕です。たぶん本種のものです。飼育中のヨツモンカメノコハムシのそれと似ています。
タテスジヒメジンガサハムシは、翅鞘に黒くて太い筋状の紋が明瞭なのが普通で、最初にこの種名を聞いたときにはちがうような気がしました。あれこれネットで調べてみますと、本種の無紋型の写真を挙げておられるサイトを見つけ、それがこの個体とそっくりでした。
ということで、タテスジヒメジンガサハムシの希少な無紋型に決定いたしました。