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シラヒゲハエトリ

2016/07/22


 人家の壁などでよく見られる典型的なハエトリグモですが、筆者は初めて目にしました。まぁ筆者の目は節穴なのでこれまでにも目撃していながら気づいていないってこともあったのでしょうけれど。ハエトリグモとしてはそこそこのサイズで、10mm近い体調があり、徘徊性で飼いやすいです。



 体表がたくさんの白毛で覆われていて、白っぽいクモに見えます。人家の壁は彼にとって理想的な環境なのかもしれませんね。壁という無機質な空間は、意外と良き自然環境だったりします。筆者の家にももちろん壁がありますが、ワラジムシやアリンコをはじめ小さな虫たちをけっこう見かけます。壁にくっついていれば獲物にありつけるうえ、小鳥などの奇襲が少なく、けっこう暮らしやすいのかもしれません。



 ところが、筆者の家の場合、人間の手が届かない上の方にゆきますと、ニホンヤモリが棲んでいるので、ここを猟場にしているクモたちは注意が必要です。ヤモリもまた壁の主要な人員です。



 ニホンヤモリはスズメやツバメ、クロゴキブリと同様、人間と共存関係にある動物ですが、本種もその1つに数えることができるでしょうか。本種の場合は林などの自然環境でも変わらず暮らしてゆけそうですから、人と共にある生き物とは定義しにくいかもです。ヘビのアオダイショウは人家にネズミが多かったころには縁の下や天井裏でよく見かけました。人里の近辺の自然でもよく目にしました。このクモはアオダイショウと似たような立ち位置にいると言えるかもしれませんね。

 本種のような壁好きの仲間たちに住みよい環境を提供するには、家の壁を昔ながらの明るい色にすべきでしょう。青や赤のしゃれた感じの壁はたぶん苦手ですって。
 そこで夏休みの自由研究を1つ提案します。ケージの中に白っぽい板と濃い色の板を用意し、その中に本種を入れておき、どんな場所を好むかを観察します。ハエトリグモの仲間は目が良いので、自分の理想的な居場所もちゃんと見分けるかもしれません。筆者は、面倒なのでこの実験には参加しません。研究熱心なナチュラリストはぜひとも実験を行ない、レポートをお願いします。

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