1_萌萌虫雑記帳.png

ヤガタアリグモ2

2016/07/22


 2年前にうちの庭で見つけたカラフルで風変わりなクモとの再会です。小さくて細長い体と、8本の歩脚のうち前2本を触角のように振っている様は、明らかにアリへの擬態です。本種がアリに擬態するのは、アリの群れにまぎれ込んでそれを捕食するためという考え方もあったようですが、本種にアオオビハエトリのようにアリを捕食する習性はないようです。アリはひじょうに獰猛な昆虫で、多くの生き物から恐れられていることから、アリを装うことで身を守る効果があるようです。



 本種は、アリグモの仲間でもとりわけ美しい色彩をしており、それに関してはアリっぽくありません。赤みを帯びたアリもいますし、筆者も最初はアリと見まちがえたんですけどね。



 第1歩脚を曲げて持ち上げ、アリの触角に見立てています。



 オスです。虫取り名人様にかかると、珍しいクモもペアで仕留めてしまいます。さすがです。
 オスもやはり第1歩脚を触角のように見せかけています。



 オスは腹部が小さく、口器にひじょうに大きな鋏角を備えています。これは交接の際にメスを押さえ込むために発達したものかもしれませんね。



 オスの正面図。顔デカッ!



 頭をつぶしたレッドローチを与えてみました。小さな幼虫を選んだのですが、さらに小さな本種には大きすぎる獲物です。



 バタバタしている大きな獲物に果敢に立ち向かっています。さながらアリのように凶暴です。



 バタつく大きな獲物を警戒しながらもあきらめず、やがて食いつきました。カニグモの仲間もそうですが、小さなクモは自分より大きな獲物にも立ち向かいます。すごいです。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM