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ヒメシロモンドクガ2

2016/08/17


 前項で、いただいた幼虫がうちに届くまでに蛹化(厳密には繭を作った)していたということをお話しいたしましたが、それから10日ばかりして羽化に至りました。今頃になって報告することになったわけは、他でもありません、きっぱり言って忘れていたからです。今年は例年になく飼育動物が大増量しましたから、観察記録をブログに載せる作業が追いつきません。飼い始めて写真は撮ったものの記録を記していないものがまだまだ山のように溜まっています。



 ということで繭です。白い繭に金網を張ったような形状をしています。



 ドクガの仲間の幼虫は繭を作る際に体の毛を糸に混入させることが多く、本種も例外ではないようですが、毒毛を持たない本種の場合、毛で繭を覆ってもあまり自衛の役には立ちそうにありません。



 繭の尾部あたりをズームしてみました。中にある幼虫の脱け殻が透けて見えます。繭を暴いて蛹を観察するべきところですが、きっぱり言って忘れていました。



 羽化しましたよ。蛹の期間は10日足らずですね。前蛹の期間は1〜2日程度でしょう。成虫は派手な幼虫とは対照的に地味です。



 この個体は白っぽいですが、色彩変異が激しくひじょうに濃厚な褐色を呈するものもいるようです。



 羽化直後でようやく翅が伸びきったところなので、あまり飛び回ろうとしません。



 と言ってるシリから羽ばたき始めましたよ。でも飛び立ちません。



 毛が多くてフカフカしていますね。立派な触角があるのでオスです。



 少し翅を開きました。後翅には模様がありません。
 成虫は昆虫ゼリーで飼うことができそうです。採餌にはそれほど積極的ではないかもですが。この大きなお腹を見れば、繁殖に参加して命が尽きるまで餌なしでも耐えられそうです。
 幼虫は広食性を示し、農作物や園芸植物への被害が大きいようです。棲息地では群生も見られるのでしょうが、個体数が多くない状況も少なくないようです。
 この成虫を見ていると、どこかで出会っているような気もしてくるのですが、確かな思い出はありません。幼虫の色彩は加令と共に変化し、成虫では個体変異が著しいと言いますから、また機会があれば飼ってみたい蛾ですね。

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