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ヒメタニシ2

2016/09/09


 ヒメタニシは、水田や沼地など最も多様な環境に適応しているタニシなのだそうです。筆者が子供の頃に学校の下水道とかでよく相手にしたタニシも本種であったのかも知れませんね。それを知る手がかりは今はもうありませんが、そもそも学校や道路脇の排水口などでタニシを見かけること自体がほとんどなくなりました。



 むかし淀川のわんどにタナゴ採りに行ってた頃は、大群を成すタニシをよく見かけました。殻の先端が欠けているものが多く、その部分が変に明るい緑色だったりしました。殻高が5cmを上回るものも少なくなく、あれらはたぶんマルタニシかオオタニシだったと思われます。家に連れて帰って水槽に入れておくと、稚貝がたくさん生まれました。



 ヒメタニシは、水槽の掃除屋さんという名目でしばしば市販されているのを見かけますが、他の貝やエビと同じく青苔はあまり食べてくれず、主に茶苔を食べるので、掃除屋さんとしては今いちだと思うのですが。茶苔なら他の小さくて上品な貝たちやプレコ、エビたちもよく食べるので、あえてヒメタニシを雇わなくても良い気がします。タニシの中では小ぶりですが、他の巻貝に比べるとデカいし地味な色合いだし、水槽の美観を重んじる人にとっては、もはやヒメタニシ自体が汚れみたいなものではないでしょうか。
 小さな巻貝やエビを雇って、青苔取りとして役に立たないので、かんろくのあるヒメタニシを雇ってみた人は、失望を味わうことになるでしょう。



 ヒメタニシのメリットは、汽水性のフネアマガイやイシマキガイに比べるとはるかに頑健であることですね。多少の水質の悪化をものともせずしぶとく生きています。モノアラガイやサカマキガイのように水から上がって死んでしまうような自殺行為もほとんどないようです。
 ただ、仕事は他の貝たちと変わりませんよ、くどいですけど。うちでは飼育動物として、あわよくば肉食水生動物の餌として飼い始めたのですが、ウマビルもガムシも、ヒメタニシを餌にはしづらいようです。襲われると固くフタを閉じてしまいますから。



 キュウリですよ、これ。ヒメタニシをはじめサカマキガイやミナミヌマエビたちが召し上がった残骸です。透明な外皮だけが残っています。これを見るまで、キュウリの外皮なんて、その存在を意識したことありませんでしたけどね。

 なかなか稚貝が増えません。同居中のサカマキガイもしかり。サカマキガイの卵はおそらくヒメタニシの餌食になっているのではないかと。
 だめだね、ヒメタニシ。ホタルの幼虫の餌くらいにはなるのでしょうか。それともホタルはカワニナしか食わないのでしょうか。

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