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マシジミ

2016/09/11


 もうかれこれ2ヶ月近く生きているんじゃないでしょうか。水槽の中で二枚貝がこれほど長生きするのは初めてです。むかしタナゴの繁殖にハマっていた頃には、産卵床用の二枚貝を入手し、それをそのまま飼育動物にしていたことがありましたが、カタハガイもイシガイもカワシンジュガイもトガリササノハガイもマツバガイもカラスガイも、1ヶ月以上生きた試しがありませんでした。
 それらに比べると、飼育中のシジミたちは長生きです。水槽の水量に対して体が小さいのが有利なのでしょうか? 二枚貝はひじょうに強固で体を覆い尽くす貝殻を有しますから、その成長や維持に必要な炭酸カルシウム等の供給が重要で、一般的な水槽ではそれが充分ではないのでしょうか。よく解りません。巻き貝でも硬質の殻を持つイシマキガイやフネアマガイは長生きさせることが難しいですよね。



 マシジミです。天然ものです。赤だしの具ではありません。



 30cm水槽に投じました。底砂に使用している大磯砂の粒が粗すぎて、シジミたちにはけっして快適な環境とは言えませんが、彼らが潜りにくい砂は飼育者にとっては観察しやすくていいです。



 それでも何とか苦労して潜っています。がんばれ。



 二枚貝は砂に潜り、1対の管だけを砂上に突き出していますが、粒の荒い砂ではかなり貝殻も露出してしまいます。それでも彼らが生きて行く上には問題はないようです。管は吸水用と排水用とから成り、吸い込んだ水をエラで越して栄養分を吸収しているんですね。水槽では微生物や魚の餌の細かくなったものを吸い込んで餌にしていると思われます。



 貝は軟体動物の仲間ですが、その外殻構造は名前とは裏腹にひじょうに硬質で、代表的な生物鉱物です。鉱物は無機物ですが、有機物である生物が大規模な無機物構造を生成して身を守るなんて、じつに興味深いですね。シンジュガイなんか体内で宝石を作っちまいますしね。



 二枚貝は飼育動物としては人気がありませんから、飼育ノウハウについてもネットで検索してもなかなか見つかりません。海洋生物の小型のシャコガイの仲間には、色柄の美しいものがいて、サンゴやイソギンチャクと共に、海水魚の水槽に入れられることがあるようです。それらの魚以外の海洋動物は、無脊椎類という括りで海水魚図鑑(飼育動物用)に載っていたりします。冷凍ミジンコや液体飼料なんてのも市販されていて、シジミにもそれらが使用できるかもしれませんね。生きたミジンコを入手してスポイトで吸わせてやっても良いかもですが。ものぐさな筆者は、貝たち1頭1頭にチマチマ給餌することを想像するだけで憂鬱になり、水中に混ぜとけば勝手に吸い込んでくれないかな、と思っちまうのですが。それだと貝たちが餌にありつく前に魚たちが食べてしまうのでしょうか。

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