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コガネグモ

2016/09/21


 コガネグモ科としては最大種です。名前は有名ですが、筆者は本種と出会ったことがひじょうに少ないです。むかしからジョロウグモはよく見かけますし、現在は家の近くにもたくさん棲んでいます。ジョロウグモとコガネグモは生態も形態もよく似ていますが、それぞれ別の科に属します。そしてコガネグモ科には似ても似つかないおもしろい形のクモが多数存在します。



 ジョロウグモに比べるとずんぐりしていて腹部に美しいバンド模様があります。頭胸部と肢は黒っぽい地味な色です。ジョロウグモでは肢が黒と黄色のバンド模様です。



 腹面図。腹部によく目立つ黄色のストライプがあることもジョロウグモとよく似ていますが、後者はさらに複雑な模様をしています。



 30cmのケージを用意してやりましたが、野生で見るような見事な円形巣は張りませんでした。コガネグモは飼育下では巣網を作らないとも言われています。
 去年飼育したナガコガネグモは、同じケージで巣網を作りましたし繁殖もしました。あのクモが異例だったようですね。



 巣網を作らないものの自分の足場となる糸は張ります。ただ、そこに餌虫を引っかけるのは極めて困難ですし、上手く引っかけてやっても餌と認識しないことが多いです。飼育には向かないクモですね。
 ところが、このコガネグモを飼育し、クモ相撲に出場させるおもしろい伝統文化があります。コガネグモを育てる名人たちは、おそらく狭い容器でクモを管理し、餌や水を口元に近づけるといった方法で育てているのでしょう。
 大きな巣網を張るクモを、どうしても人工的に育てたいというなら、上記の方法に依るか、温室の中にでも放し飼いにすると良いかもしれません。去年、沖縄産のオオジョロウグモを温室内で放し飼いにしました。巣網は張りましたが、餌を与えるのがなかなか上手くゆきませんでした。巣に意図的に虫を引っかけてやるのが思いのほか難しく、けっきょくは狭い容器で餌を与える方がやりやすかったです。

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