1_萌萌虫雑記帳.png

ヌマエビ

2016/09/21


 かつてヌマエビ南部個体群あるいは、ヌマエビ小卵型と呼ばれていた川エビで、現在ではヌマエビの和名で統一されており、ヌマエビ中部北部個体群あるいは大卵型はヌカエビとされ、両者は別種ということになっています。
 両者のちがいについて詳しく解説されているサイトも見つけましたが、筆者にはお手上げでした。実物を肉眼で穴の開くほど見つめても判りませんし、撮ってもろくな写真が得られず、これも役にはたちません。
 現在でもヌマエビ南部個体群、ヌマエビ中部北部個体群といった呼称を用いる人は少なくないようですが、そんなややこしい呼称は今ではもうしなくて良いのだよ、ということを我々素人は覚えれば充分ではないか、そう思います。



 川や池で、何の変哲もない透明なエビを見つければ、それはヌマエビ科ヌマエビ属の川エビで、ヌマエビかヌカエビのどっちかだ、ということにしておきましょう。
 ヌマエビ属の2種は日本固有種で、ヌマエビの方は関東地方を北限に南の方に棲息し、ヌカエビは近畿地方以北の本州に棲息します。山陰地方の一部の地域にも棲息するとも。両者は本州の広い範囲で生息域が重なるので、捕まえたエビがどっちなのか判別には大いに困ります。



 都市化が進み、水域が変化したこと、人為的な生物の移動が繰り返されたこと等により、両者の交雑が進むようなことはなかったのでしょうか? それどころか大陸からの帰化が進むカワリヌマエビ属との交雑はどうなのでしょうか。鑑賞魚を扱うショップでもヌマエビ属以上に多く見かけるミナミヌマエビや、ビーシュリンプ等の改良品種はカワリヌマエビ属の仲間です。



 川エビの生態について筆者はほとんど無知なのですが、外来種の帰化が進むことによって在来種が希少化しているような事態はないのでしょうか。
 筆者には、ヌマエビ属とミナミヌマエビとの区別さえままならないのですが、ひじょうに専門的なショップに持参して見てもらっても判断しかねると返事されたことがあります。アクアショップでは、ぶっちゃけると野外採集した川エビなどどうでもいいんですよ。それよりも出所のしっかりした輸入品を正しい名称で販売することの方が重要です。ヌマエビの名が商品名で店頭にお目見えすることは少なく、ミナミヌマエビやヤマトヌマエビ(ヒメヌマエビ属)といった見た目も判りやすい品種が主に流通しています。

 本項に掲載した写真が果たしてヌマエビなのかどうかはひじょうに怪しいので、参考にしないでください。申し訳ないです。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM