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トックリバチ

2016/09/28


 筆者の自宅のある住宅地には、洋風建築が目立ち、花壇にもハーブ系の植物やその他の珍しい草花が見受けられます。それらを観察するのは通勤途上の愉しみのひとつでもあります。ついでに虫を見つけることができればなお素晴らしいですね。



 他人様のお宅の庭を覗き込むのは、怪しいおっさんでしかありませんが、けっして悪気はないのでご容赦いただくとしましょう。トックリバチを見つけました。黄色いバンド模様が鮮烈です。ホバリング中なので翅が見えません。



 夢中で吸蜜している姿は可愛いですが、蛾の幼虫などを捕獲して自分の幼虫の餌にしてしまう獰猛なハンターでもあります。



 腹部の2段になったくびれが、ヒョウタンみたいですね。この形状がお酒を入れる徳利(とっくり)に似ていることが名の由来でしょうか。そうではありません、本種は泥を固めて徳利型の巣を作り、その中に蛾などの幼虫を封じ込め産卵するのです。なんて今さら書かなくても有名な生態ですよね。



 巣はたまに見かけるのですが、ハチご自身には意外と出会えません。今回はひじょうに久々にお会いできたので嬉しいです。



 本種はミカドトックリバチという別称を持つそうです。スズメバチを他のスズメバチ類と区別するためにオオスズメバチと称するみたいなものでしょうか。ミカドとは大そうな……。同じドロバチ科でひじょうによく似たスズバチは、もっと大きな体をしていて、そっちの方がミカドらしいですけどね。



 ホバリングしながらしきりに場所を変え、吸蜜している様子はハナバチとそっくりです。姿形は大いにちがいますが。



 今度、閉じた巣を見つけたら持ち帰って観察してみましょう。中の幼虫の餌は親バチが用意しているので、飼育にはとくに手を尽くす必要もありませんし。楽でいいですね。

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