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ヤマナメクジ3

2016/10/19


 ヤマナメクジが産卵しました。ナメクジの仲間は雌雄同体ですが、基本的には有性生殖を行ないます。2頭が出会うとお互いに精子を受け渡し、それぞれが受精卵を身ごもります。でも時には単為生殖も行なわれ、自らの精子と卵子で受精卵を形成しますが、その場合は産卵数の減少、孵化率の低下が生じるそうです。



 10月4日。この子は単為生殖によって産卵したのか、採集する前に受精を終えていたのかは判りません。産卵数についても、これが多いのか少ないのか判りません。産後、少し体が小さくなってしまいました。



 卵は半透明な白色で、以前に見つけたチャコウラナメクジのものと比べるとずいぶん大きいです。母親による食卵の可能性はないのでしょうか。念のため母親とは別にした方が良いでしょうか。



 10月11日。心なしか卵に元気がないような気がします。少ししぼんだような、そうでもていような。母ナメクジが上を歩いた形跡もあります。



 1週間前と比べてどうです? 個々の卵がもっと独立的だったような気がするのですが、1週間前は。現在は卵同士がくっつき合って融合的です。



 10月19日。産卵から2週間です。パット見はあまりお変わりありませんが、よく見ると卵の中に白っぽい胚が育ってきているような感じを受けます。



 卵をズームアップすると、どうです? 何かいそうな感じに見えませんか。



 ここ1週刊の間に、さらに多くの産卵がありました。水色の矢印が2週間前に産み落とされた卵塊で、黄色の矢印のところのものは新たに産まれた卵たちです。中央に母親がいますが、またずいぶん体が縮みました。



 母親の様子。産卵に多くの労力を使ったのでしょう、ほとんど動こうとしません。



 母親の近くにある卵の一部が少し黒ずんでいます。写真に何やら小さな虫が写り込んでいました。矢印のところにいるのがそれで、赤枠内が拡大図。2枚翅と産卵管のようなものを持っています。寄生性の小さなハチでしょうか。



 それにしてもたくさんの卵を産みました。すべての卵を合わせると母親の体積を越えそうです。
 子供がワラワラ増えることを想像すると憂鬱な気もしますが、せめて少しでも孵化に至るといいですね。ヤマナメクジのベビーを見てみたいものです。

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