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キタテハ

2016/10/30


 それほど珍しいチョウではないと思うのですが、筆者はあまり目にした覚えがありません。これはおそらく幼虫が広食性ではなくカナムグラという植物のみを食草としているためだと思われます。カナムグラが生えているところでは、都会化が進んだ土地でもキタテハは棲息することができますが、生えていなければ繁殖が行なえずその姿を見ることはできません。
 ただ、カナムグラ自体は珍しい植物というわけではなく、日本中の多くの土地で大きなヤブを形成しているので、キタテハの個体数も少なくはありません。



 兵庫県川西市の黒川ダリア園で、ダリアの花で吸蜜するキタテハです。


 チョウの仲間はおおむね翅を閉じて止まるので、観察者はだいたい翅の裏側を見せられることになります。これは比較的明るい色の翅を持つ個体ですね。



 この個体の翅は暗い色をしています。後翅の中央付近に小さいけれど目立つクリーム色の紋がありますが、これが学名 Polygonia c-aureum の種小名"黄金のC"の由来になっているそうです。



 真上から見たところ。多蜜の花で吸蜜しているチョウはそれに集中しているのでシャッターチャンスが多いです。身近で見かける多くのチョウたちを上手く撮れずに悔しい思いをしているので、今回はぞんぶんに撮らせていただきました。



 翅をゆっくり開閉させている個体に接近することができました。10月下旬でも日中は汗ばむ陽気になったので、チョウも放熱のために翅を開閉させていたのでしょうか。



 明るい色の美しい翅をしていますが、これは秋型の特徴で、春から夏にかけて羽化する個体ではもっとくすんだ色をしているようです。

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