1_萌萌虫雑記帳.png

オオキンカメムシ

2013/12/19


 大阪市内の都会の只中で拾いました。拾った場所は鉄道の駅。誰かが飼育していた外国産の昆虫が逃げ出したものかとも思いましたが、これはどう見てもカメムシです。外国産のカメムシの飼育はあまり聞いたことがないし、僕自身もサシガメくらいしか飼ったことがありません。あとは水棲カメムシの仲間とか。



 たいへん綺麗でサイズも大きく30mmていどあり、国産の虫には見えませんでしたが、ネットで検索してみると、オオキンカメムシという日本にも棲息する昆虫であることが判りました。もともと熱帯地域の生き物だったようですが、高い飛翔能力を持ち、200kmくらいの距離の渡りをすることがあるとか。その能力を活かして日本にも飛来し、定住したのでしょう。日本は本種の最北端の棲息地になっているようです。



 このタイプのカメムシは翅楯がひじょうに大きく、甲虫類の前翅のように中後胸から腹部を覆い、その下に4枚の膜翅があります。膜翅を展開した際に翅楯は飛行機の羽根のような浮力調節機能を発揮するのでしょう。


 ↑ 体側部。金属光沢が美しい。


 ↑ 腹面。腹部中央の大きな黄色い紋が鮮やかだ。


 長距離を飛行する虫にしては動きが緩慢で、写真で見ると死骸のようですが、ちゃんと生きています。
 とりあえず飼ってみることにしました。食草を用意してやることは困難なので、とりあえず昆虫ゼリーを与えてみました。あまり食べている様子はありませんでしたが、1ヶ月くらい生きていました。



 かつては日本ではアブラギリという植物の害虫として知られていたそうです。本州以南では集団越冬の習性を持つそうです。さらに北方でも発見された記録があるそうですが、これはこの虫の高い移動能力によるもので、北海道では越冬は確認されておらず、居ついてはいないようです。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM