1_萌萌虫雑記帳.png

オパビニア

2016/12/07


 バージェス動物群および澄江動物群の有名人のひとつですね。明確な体節構造は明らかに節足動物ですが、形態的に他のあらゆる節足動物と類似性がありません。胴部の各節には大きなヒレ状の器官があり、これは明らかに遊泳能力を産み出すものでしょう。頭部には大きな5つの目玉が目立ち、その先にゾウの鼻のように長くて自在に動く器官があります。この器官の先端にはギザギザになったハサミがあって、捕食者としてはひじょうに機能的に見えます。
 体長は4〜7cmほど、脚はなく常に遊泳しており、海底を這う小動物などを捕まえていたのでしょう。ゾウの鼻の先端で捕獲した獲物は、鼻の付け根にある口へと運ばれます。



 まるで宇宙生物のような奇妙な形態から、節足動物とは別の門を設けてそこに分類する考え方もあります。遊泳する捕食者に特化したひじょうに進化的な節足動物あるいは節足動物から分岐した動物ということになりましょうか。



 この奇妙な他に例のない動物が、澄江動物群からバージェス動物群に至る約2000万年もの間、よく栄えていたということも驚くべき事実ですが、この仲間から同様の系統がどんどん派生して行くことはありませんでした。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM