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エダフォサウルス

2017/01/06


 写真はたぶんエダフォサウルスではなくてディメトロドンの復元図です。エダフォサウルスはディメトロドンと同じ単弓類の仲間で、サイズ的にも形態的にもよく似ており、特徴的な巨大な帆を背中に背負っていました。この帆の働きについてはディメトロドンの項でも述べたように、体温調節のための器官であったと言われています。また口器についても異歯性が見られ、それもディメトロドンと同じでした。棲息年代は少し新しくペルム紀後期とされています。



 古生代の原始的な爬虫類の仲間のうち単弓類の系統が、体温調節や異歯性を発達させていったことは、ひじょうに驚くべきことで、いずれこの仲間から哺乳類が進化してくることを見越していたようなシナリオ性を感じてしまいます。単弓類の体温調節や異歯性といった形質が、哺乳類を生じるための前適応であるといった文献は見つかりませんが、生物の進化においてはしばしば将来を見越したような形質の発達が見られ、愕然とさせられます。
 単弓類は古生代に大いに栄えたあと、そのほとんどが絶滅を迎えますが、その終局の狭間に哺乳類移行型の動物を輩出しています。
 一方、古生代における繁栄という点では単弓類に圧されてまったく揮わなかった双弓類は、中生代になって爬虫類の多様化と大型化を実現しています。
 エダフォサウルスの最も特筆すべき点は、彼らが草食であったことで、有羊膜類としては最初の本格的な草食動物であったと言われています。古生代後期にすでに完全植物食の動物が進化していたことも驚くべきことです。

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