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イノストランケビア

2017/01/04


 ペルム紀後期に棲息していた単弓類で、体長は4.5mばかりありました。頭骨は50cm近くに達し大きな口にサーベル状の牙(犬歯)を備えていました。四肢は腹這いよりも直立に近く、当時の動物としては最も機動力があったことでしょう。



 このような大型で進化的な肉食動物が出現した背景には、その食料となる草食動物が栄えたという事実がありました。単弓類の仲間は、エダフォサウルスのような大型草食動物を進化させており、現生の哺乳類の肉食獣と草食獣のような関係が成り立っていたのでしょう。
 中生代の爬虫類、新生代の哺乳類において、大型草食動物とそれを捕食する肉食動物の関係は、生態系のバランスにおける典型的な構図ですが、それが古生代後期にすでに存在したわけです。かつて両生類が到達しなかった陸生脊椎動物同士の食物連鎖を単弓類は実現させていたのです。この事実を見ても単弓類を単弓綱という両爬どっちつかずの動物群とするよりも、爬虫類の仲間として扱う方が適切であると言えるのではないでしょうか。

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