ダプトケファルス
2017/01/08
ディキノドン類は、単弓類の中でもより哺乳類的な動物でした。発達した1対の犬歯が特徴的で、古生代ペルム紀中期から進化的な動物を多数輩出し始めていました。そして彼らは古生代の終焉を決する生物大絶滅を乗り越えて生き長らえた単弓類のひとつでもあります。
ディキノドン類と共に中生代以降まで生き延びた仲間にキノドン類があります。名前が似ていてまぎらわしいのですが、こちらはさらに哺乳類に近い単弓類で、古生代の間は小型の地中性のままでしたが、中生代になると躍進的な進化を果たしました。
ダプトケファルスは、古生代型のディキノドン類で、ペルム紀中後期によく栄えた草食動物です。