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トリナクソドン

2017/01/08


 ディキノドン類と共に古生代末の生物大絶滅を乗り越えた単弓類獣の仲間のひとつキノドン類に属する肉食動物です。南アフリカの三畳紀前期の地層から見つかっています。



 ネコほどの大きさで、昆虫類や小さな爬虫類を捕食していたようです。祖先型となる動物は地中生活者で、本種も地中に営巣し、集団生活や育児を行なっていたそうです。
 キノドン類は、地中生活に適応するために横隔膜と二次口蓋を発達させており、これは極めて哺乳類的な特徴でした。横隔膜は爬虫類型の胸式呼吸から哺乳類型の腹式呼吸を実現させ、肺の容量をより大きく変化させて多くの空気を取り込めるようになりました。爬虫類は鼻孔がそのまま口内に開いていますが、二次口蓋を有するキノドン類は呼気の通り道を別に持つため、咀嚼中も呼吸が妨げられず、このことは稚児が母乳を吸いながら呼吸するのにも貢献しました。
 ご存じのように哺乳類は内温動物で、爬虫類等の外温動物の10倍の食物を必要とするそうです。10倍という数値は種類や大きさで変化すると思われますが、いずれにせよ多くの食物を摂取しそれを燃焼して体温を捻出するために多くの酸素を必要とするので、横隔膜と二次口蓋は必要不可欠の器官でした。
 やがて哺乳類を分岐させることになるキノドン類の多くが体毛も備えていたと言われています。

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