ダーウィニウス
2017/02/01
ダーウィニウス・マシラエ。イーダの愛称で知られるドイツ ヘッセル州出土の原始的な霊長類の化石です。現生のメガネザルのような生き物ですが、四肢の指が長く枝や獲物をつかむことが上手く、樹上を素早く移動したり枝から枝へ飛び移ったりすることができたようです。
夜行性で大きな目は正面を向き、ものを立体視することができました。それによって獲物までの距離を計って、昆虫などに飛びついたりしたのでしょう。
立体視は、ハンティングだけに有効であるわけではなく、枝が複雑にからまる樹上環境で行動するのにも有利でした。