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ヨロイハブ

2017/02/17


 本項に記載する種は、環境省の特定動物の指定を受けており、一般家庭での飼養は禁止されています。

 タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンに分布するクサリヘビ科のハブの仲間です。体色はたいへん鮮やかです。オスの一部および幼体では緑色を呈しますが、成蛇になると黒とクリーム色や黄色のバンド模様に個体がおおいようです。毒性はそれほど強くなく性格も温和と言われていますが、咬まれると激痛や腫れが数日続くそうです。



 マレー半島西方のペナン島にある蛇寺には、本種の彫刻が多数飾られ、寺院のいたるところに本種が放し飼いになっているそうです。積極的に人を咬むことはないようですが、ちょっかいは出さない方がよさそうですね。



 日本でも毒ヘビは頭部が三角形をしているとよく言われますが、本種のそれは典型的で、ひじょうに大きくて見事な三角形になります。



 瞳孔が縦偏していますが、暗いところでは大きくなります。夜行性で日中は木に止まったまま動きません。目のすぐ前にピット器官が見えますね。



 成蛇ではメスの方が頭部が大きく、体も太いのだそうです。写真の個体の性別は不明です。卵胎生で、メスは15〜40頭もの幼蛇を仔産します。



 尾端は体の他の部分と色が変わっています。この部分を木に巻き付けて体を樹上で安定させているようです。



 飼育下では冷凍マウスを解凍したものに容易に餌づかせることができますが、ひじょうに夜行性が強いので、日中の給餌には手こずることが多いです。マウスで何度も頭部をたたいて刺激し、ハブが怒って噛みついたら、うまく行けばそのまま食べてくれます。こういう方法を根気よく繰り返して給餌に慣れさせますが、なかなかコンスタントに成功させられず、強制給餌に依る場合もあります。
 夜間は気が立っており、刺激すると飛びついてきますしかなり俊敏な動きをしますから、世話や給餌は日中に行なう方が安全です。



 体長は80〜120cmほどで、太くて短いタイプのヘビです。たいへん美しくかっこいいヘビなので、危険動物でなければペットとして人気が出るでしょうね。

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