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ニホンマムシ

2017/02/19


 本項に記載する種は、環境省の特定動物の指定を受けており、一般家庭での飼養は禁止されています。

 北海道から九州まで棲息する日本固有種の毒ヘビです。ハブの仲間が棲息する沖縄地方には見られません。毒性はハブよりも強く、咬まれるとかなり深刻な重症を来します。ただ、体がハブよりも小さく注入できる毒の量が少ないためハブに咬まれた場合よりは死に至る危険性は低いとされています。
 徘徊性のヘビで、木登りは得意ではないようです。体長は45〜60cmていど、ひじょうに太短い体形をしています。
 筆者の経験では平野部で見かけたことは皆無で、山歩きをしていると"マムシ注意"の立て看に出くわしたり、マムシそのものを目撃したりすることがありました。なかなか気性が荒くてちょっかいを出すと飛びかかってきますが、よほど接近しない限り追いかけてきたりするようなことはなく、姿を見つければほとんど危険はありません。
 子供の頃、大きな土管のようなものに溜まっている水に落ちてもがいているマムシを見つけたことがありますが、泳ぎはうまくなさそうで、土管の垂直の面をよじ登ることもできないようでした。



 ネットを通じて知り合った造形作家の方がマムシにハマり、山野に分け入っては様々な個体変異を収集して写真を撮っていたりしていましたが、ある時その方から封書が届き、開封すると小さなタッパーの中にミズゴケが詰まっていて、生後間もないマムシが3頭入っていました。



 郵便でマムシを送りつけてくるって……。でもあまりの可愛さに思わず微笑んでしまいました。 捕獲したマムシがたまたま持ち腹で、持ちかえるやいなや仔産したので、送ってくれたそうです。体の模様もたいへん美しく、彼がマムシにハマったのも分からないでもない気がしました。



 チビでもひじょうに気が荒く、ポンポン飛んできますが、筆者に噛みついて傷を負わせるにはあまりにも口が小さすぎるようでした。
 野生では生まれたヘビたちは、すぐに四散して単身で生きて行くはずですが、3頭はタッパーの中で仲よくしていました。



 とりあえず、小さなプラケースに幼蛇を管理するケージを仕立て、しばらく飼ってみることにしました。最初の脱皮も無事に終えたので、餌を与えることにしましょ。ピンクマウスの最小サイズを半分に切って強制給餌です。

 このマムシたちは1年ほど飼っていたかと思います。コーンスネークのように飼育者になついてくれることはありませんでした。
 その後は沖縄出身のハブ採りの経験をお持ちの方が遊びに来たときにあげました。沖縄ではハブ採りを生業にしている人がいて、彼も子供の頃から様々なハブと親しんできたそうですが、マムシを見るのは初めてとのことで、とても喜んでいました。

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