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サキシマハブ

2017/02/24


 本項に記載する種は、環境省の特定動物の指定を受けており、一般家庭での飼養は禁止されています。

 八重山諸島に分布する日本固有のヘビで、山地から平野部、人家付近にまで生息します。全長は60〜120cmていどで、毒性も弱く動きも緩慢なので、毒ヘビとしては危険性はあまり高くないようです。夜行性でネズミや小型の爬虫類、両生類を捕食します。卵生で3〜8個の卵を産みます。



 沖縄県石垣市にお住まいの方が採集した個体で、生後それほど間もない幼蛇です。ひじょうに気が荒くポンポン飛んでくるのは、幼蛇であることや、まだ飼育下に慣れていない場合によくあることで、言わばヘビとしては普通の反応です。



 採集者の話では同種の成蛇に咬まれ腕から脇の下まで腫れ上がり、血便が出たことがあるそうです。このことは、小型のヘビなので注入できる毒の量が少ないだけで、毒性はけっして弱くないということを物語っているように思えます。



 脱皮中です。頭部の皮が目の後ろまではがれました。本種もヒメハブと同じように脱いだ皮が小さくきれいにまとめられますが、これは必ずしもそうだとは限りません。



 咬まれないように注意しながらマウスを強制給餌しながら育てます。生後間もない個体だと寄生虫の心配も少なく、スクスクと育ちます。成長するにつれて体色が明るくなり、背部分の黄色いラインが顕著になってきました。



 体の模様のズームアップです。



 飼育下では他のヘビと同じようにマウスに慣れさせることができますが、アグレッシブな性格はなかなか治らず、ヒメハブのように温厚とは言えません。大きくなると飛びつくリーチも長くなるので、飼育には危険が伴います。図鑑等では毒性が低く動きも緩慢とありますが、飼育下ではなかなかの暴れん坊です。採集が可能な地域の方であっても、飼わない方がよいですね。とくにヘビの飼育経験の少ない方には危険すぎます。

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