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ニホンマムシ2

2017/03/24


 本項に記載する種は、環境省の特定動物の指定を受けており、一般家庭での飼養は禁止されています。

 ひとつ実験をしてみました。実験というと大そうなので試してみた、でいいかな。要するに冬場、越冬させる個体とさせない個体に分けて管理してみたわけです。越冬させる個体はケージ内に飲み水だけを設置し、冬場を常温で管理しました。越冬させない個体は温風ヒーターで22℃ていどに加温した温室に収容し、通常通りの給餌を行ないました。



 結果は歴然としていますね。同じ母親から同時に生まれてもこれだけの差が生じます。越冬させず給餌し続けた個体の方が、越冬させたものよりも何倍も大きくなり、体色も鮮やかになりました。自然界では当然ながら越冬せざるを得ないわけで、飼育下で給餌し続けたものより発育が遅れ、性成熟も1〜2年遅くなります。それに越冬はとくに幼蛇では死の危険を伴うようです。



 マムシの子供は、なかなか人になれないですね。1年飼っても強制給餌が必要でした。毒ヘビなのでハンドリングできないのも人に馴れさせにくい原因かもしれませんが。



 マムシのお腹はこんなふうです。



 それにしても綺麗なヘビです。有毒でなければずっと飼い続けたいところですが、そうもゆきません。



 マムシ(左)とアオダイショウの幼蛇(右)を比べてみました。両者を飼育したことのある者にとっては見まちがえようもないのですが、幼蛇のうちはアオダイショウとマムシはよく似ていると言われます。山野でマムシと誤解されて殺されてしまうアオダイショウの幼蛇が後を絶たないとか。シマヘビの幼蛇も同じようなハシゴ模様を持ちますので、誤認による犠牲になっているかもしれませんね。悲しいことです。
 最近は山でマムシを見かけることも少なくなりました。誤って最接近しなければ危険な動物ではないので、マムシだからと殺さないでほしいものです。

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