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サンディエゴゴーファスネーク

2013/12/27


 アメリカの乾燥地帯に棲息するヘビで、同じ土地に棲むガラガラヘビの仲間と間違われて殺されることも多いそうです。中にはガラガラヘビとそっくりな噴気音を発する個体もいるようですが、ガラガラヘビに擬態した結果が、間違って殺されるのでは逆効果ですね。
 パインスネーク属のヘビは、コーンスネークと共にアメリカを代表するナミヘビといった存在なのに、分類がけっこう混沌としていて多数の亜種が記述されています。アメリカ東部に棲息し体に大きな斑紋を持つものがパインスネーク、西部に分布し細かな斑紋を持つものがゴーファスネーク、中米を経てメキシコ北部にまで分布する大型のヘビがブルスネークというのが、おおまかで判りやすい区分になるでしょうか。その中でもゴーファの仲間は美しいものが多く、長命であると言われています。ゴーファ自身も多数の亜種に分けられますが、本種サンディエゴゴーファは、カリフォルニア沿岸からバハカリフォルニアに棲息し、120cm〜150cmくらいになります。



 筆者が2003年に入手したペアは、雌雄共にアルビノで、生後半年くらいのアメリカ現地CBでした。そのあまりの美しさに時の経過を忘れて目を奪われたほどです。全身赤と黄色と白の斑模様なのですが、頭部は淡い色で首の後ろ当たりから赤が乗って下半身から尾部は赤が抜け落ちるという、体の部位によって変化があります。気性は荒々しく入手したばかりの頃は人を見ると噴気音を立て、咬蛇ポーズを取りますが、それとは裏腹に体の色調は優美です。



 最初はマウスを差し出しても飛びつきませんでしたが、置き餌にしておくと食べていました。そして人の手から採餌するようになるまで、すぐでした。飼育を初めてからヶ月もすると人を見ると寄ってくるほどに馴化しました。



 パインスネークの仲間は昼行性が強いと聞いたことがあります。そのせいか人の気配を感じて寄ってくる反応が他のヘビたちよりも早い気がしました。目の上にひさしがあるせいで、正面から見た顔は目つきが悪いです。でも臆することなく人に寄ってくる様はなんだか似合ってない感じで、飼育開始の頃のアグレッシブな感じが懐かしかったり。



 ハンドリングは、このヘビに関してはあまりやりたくなかったです。ケージのフタを開けると、給餌を待てない様子で飛び出してきますし、勢いあまって噛みつかれることもしばしば。口器は大きく力が強いので、噛まれると歯形が残り流血します。とりあえず噛みついてみるところは、キングスネークに似てますかね。掃除等で捕まえなくてはならない時は、餌をくわえさせておきました。



 大きくなるヘビなので、最初は手のひらに乗るくらいだったのが、筆者の身長を越える長さになるのに1年もかかりませんでした。コーンスネークたちはすぐに追い越されてしまいました。成蛇になる前にハンドリング自在にしたかったのですが、とにかく噛みつきたがるのでそれはあきらめました。
 それでも気の荒いパイソンの仲間に馴れている人にとっては、このヘビはそれほど扱いにくいということはないはずで、日中によく動き、人にもよく馴れ餌食いも良いので、むしろ扱いやすいのではないでしょうか。



 飼育を始めて2年くらいでメスが突然死んでしまい、繁殖への夢が途絶えてしまったのですが、また機会があれば大きなケージでゆったりと飼って、繁殖にも挑戦したいと思っています。

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