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ナガミヒナゲシ4

2017/05/12


 先日、当ブログでヒナゲシとして記述していた植物が、外来種のナガミヒナゲシであると、ことり様よりご指摘いただいたわけですが、今年もうちの周囲では大繁殖しており、美しい花をつけることから駆除されることもなく元気に育っています。
 ちょっと調べてみますと、ナガミヒナゲシはアレロパシー活性がたいへん強く、在来の動植物に及ぼす影響がひじょうに大きく、外来植物のリスクを評価する判定でも高い点数をつけられている危険な存在であるそうです。

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 アレロパシーとは、他の植物の生長を妨げる物質を放出したり、他の生物を撃退あるいは引き寄せる効果を生じることで、和訳では他感作用と言われているそうです。これにより在来種の生育が妨げられると共に植物と共生している虫や微生物の被害を受けるというわけですね。

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 ナガミヒナゲシはまた、ひじょうに繁殖力が旺盛で、小粒の種を多数つけ、発芽率も高く、どんどん生息地を拡大する能力を有しているそうです。ですから、種子を確保して庭で育てるのはひじょうに容易です。うちの周りでは放っておいても勝手に家の敷地内に育っていたりしています。

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 ただ、阿片の原料になるアルカロイドを含むケシ類ではないので栽培は規制されていません。規制されていないけれど、上述のアレロパシーのことを考えると、庭で様々な草花を育てている人にとってはちょっと怖くなりますね。

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 ただ、特定外来種に匹敵するかそれを上回るリスク判定を得ているにもかかわらず、特定外来種には指定されていないという情報もあります。それとうちの周りの例では、道路脇の市が管理している植え込みを中心に棲息範囲を拡げているものの、セイタカアワダチソウ(外来種)やクズ(在来種)のように空き地を占拠してしまうような拡大ぶりは見たことがなく、実質的にはそれほど脅威にはなっていないのかとも思われます。
 筆者がご近所で本種の存在に気づいてからもう随分になりますが、植え込みのアセビや同所の雑草のヒルガオが衰退してしまった様子はありませんし、繁殖規模で言えばヒメジョオンやブタナの方がはるかにすごいです。
 なので個人的には、敵視せずともこのままで良いのではないかと思っていますが、こんな考えって甘いのでしょうか。ひとつ気がかりなのは、筆者の家からはかなり遠いのですが、サクラがたくさん植えてある川辺の道に在来種のタンポポのひとつが自生しているところがあります。あそこにまで類が及んで和製タンポポが衰退してしまったらいやだな、と思います。

コメント
はじめまして

数年前から道路沿いのナガミヒナゲシを駆除している者です。
道路沿いではナガミヒナゲシを駆除するとセイヨウタンポポやナズナ、ハルジオンなどが元気よく生えてきます。
セイヨウタンポポが負けてしまうのならば、在来種のタンポポにとっても脅威となる可能性はあると思います。
ナガミヒナゲシはクルマのタイヤに付いて分布を拡げているので、在来タンポポの自生地の周辺では道路沿いのナガミヒナゲシを駆除することは意味があるとも考えられます。
  • けしつぶ
  • 2017/05/15 4:39 PM
けしつぶ様。
情報ありがとうございます。
ナガミヒナゲシがたくさん自生している筆者の家の周りのエリアから、在来タンポポの自生地までは車で10分かからないくらいです。
ナガミヒナゲシの駆除について、一度市役所に相談してみます。
  • 筆者
  • 2017/05/15 6:48 PM
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