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モンカゲロウ

2017/05/31


 モンカゲロウが飛来しました。うちの近くの川にも棲んでいたんですね。はかないものの代名詞のように言われていますが、水中生活を送る幼虫の期間は半年から1年で、一般的な1年生の昆虫に比べて短い方ではありません。本種は成虫は春に発生するようです。川から離れたところまで飛んできたのはちょっと珍しいかもです。

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 カゲロウの仲間は、最初に翅を得た昆虫であるとされています。現生種では成虫の期間は短く、ほぼ結婚飛行のためだけに飛翔は費やされます。

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 水棲時代の幼虫は、10回以上は脱皮を繰り返すそうです。昆虫の仲間としては異例の多さですが、場合によっては40回ていどにもおよぶこともあるそうです。翅芽がてきた終令(とは限らないかも)幼虫は、水中で脱皮して羽化するものの、最初の飛翔のあと陸地でもう1度脱皮します。羽化したばかりのものは亜成虫と呼ばれ、もう1度脱皮して成虫になると繁殖に加わります。

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 前肢が長くしっかりしています。メスをホールドするためのものかと推察し、そんな文献はないかと探しましたら、ありました。ということで、この個体はオスで、メスをしっかりと捕まえるために前肢が発達している、そう判断してよいと思います。

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 前翅に比べて後翅はたいへん小さいです。双翅目の仲間のように、飛ぶにはほとんど前翅だけでよいのでしょう。

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 尾端の3本の尻尾は幼虫のときからのものですが、幼虫の尻尾はたいへん短いです。肢も幼虫の方が短めです。

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 頭部腹面のズームアップ。一見すると大腮のように見えるものは前肢の基節のようですね。成虫の口器は退化的で食事はしないと思います。

 カゲロウの幼虫は釣をする人にとっては餌として親しみがあるようです。交尾の際には川面で成虫の群飛が見られるそうですから、力尽きて川面に落ちたカゲロウを待ち構える魚も少なくないでしょう。成虫も釣餌としては充分に有効でしょうね。

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