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バロンコダマヘビ

2013/12/31


 南米産のナミヘビで樹上性が強い種です。鼻先に肉質の突起があるのが特徴。後牙類です。奥歯に毒腺が発達していているので、深く噛まれると腫れや痛みといった症状に見舞われます。野生では基本的には変温動物食のようです。
 一般によく流通しているヘビは北米のものが多く、南米のヘビはなんだか珍しい感があります。本種はまた、北米には少ない緑色のヘビであるうえに細長い三角の頭部に小さな突起を持つというユニークな特徴があります。樹上性のヘビで、飼育下でも立体行動がとれるレイアウトが望ましいのですが、多くの樹上性種のように気難しくありません。温厚でのんびりしています。



 変温動物食なので、幼蛇や餌づけされていない個体を入手すると、餌に難儀します。後牙類なので噛まれないように注意して、強制給餌に望みマウスに餌づかせます。性格は荒くないので取り扱いに窮することは少ないと思いますし、噛まれる心配もあまりないでしょう。幼蛇はやはり警戒心が強く逃げ回りますが、徐々に馴れてきます。



 個体にもよるのでしょうが、筆者が飼っていたものは、ハンドリングにもすぐ馴れ、人の手からマウスを食べるのにも比較的早く馴れましたが、人を見ると寄ってくるほどにはなりませんでした。樹上性のヘビやトカゲには、人を見ると寄ってくるくせにハンドリングは拒むという気難し屋が多いというのに。


 ↑ マウスを食べているところ。鼻先の突起が判るだろうか。写真だとなぜだか目立たないが、実物では突起はけっこう判りやすい。

 スタイリングも緑という色あいも、いかにも樹上性って感じですが、グリーンパイソンのようにずっと木の上にいるわけでもなく、床を這ったり水浴したりする姿もよく見かけました。最初は高さのあるケージで飼っていましたが、その内フラットタイプのものに、模造の樹を入れて飼うように変更しました。もしかすると(とくに成蛇は)床材と水入れだけでも問題ないかもしれません。


 ↑ 水浴中。色あせているのは脱皮前のため。

 南米のヘビというだけで、あまり流通しない気がするのは筆者だけでしょうか。アマゾンの熱帯魚の流通はひじょうに盛んですから、それに合わせて爬虫類も流通していると思うのですが、本種はそれほどよく見かける種でもありません。欧米あるいは国内でもCB化が進んでいるとも聞くのですが、そのわりには流通量が多くない気がします。

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