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イエローファットテイルスコーピオン

2014/01/02


 すごい迫力の虫です。虫というより小さな怪獣? この大変に魅力的な動物が特定外来生物の指定を受けてしまい、今はもう国内での飼育はできません。様々な文献によると、幼虫に刺されただけでも激痛は発熱を発症し、成虫に刺された場合の危険度はかなり深刻で、死に至ることもあるとのことで、規制されてもいたしかたないのかとも思います。
 世界中にひじょうに多くの種類のサソリが存在しますが、人にとって脅威になるような猛毒を持つ種は、Buthus科(キョクトウサソリ科)の一部で、2005年以降に規制対象になったのも同科に属するサソリだけで、みんな大好きエンペラースコーピオンなんかは今でも盛んに輸入されています。



 エンペラースコーピオン(ダイオオサソリ)に比べるとかなり小さいですが、体長40mmレベルのサソリというのは、一般的なものからするとそうとう大きくやはり迫力があります。そして強毒を象徴するかのような太く立派な尾が素敵です。



 北アフリカからアラビア半島の乾燥地帯に棲んでいます。この辺りのサソリはかなりヤバいです。筆者が若いころはヤバいというのは、危機的状況を示す形容語でしたが、現在は心を奪われて危機的状況であるという、言わば魅了されるといった意味合いにも用いられるそうですが、両方の意味でヤバいサソリです。


 ↑ ペクチン器官。(オス)

 こんな危険な動物を飼育するにはいかほどの覚悟が必要かと言うことなのですが、刺されない逃がさないさえ厳守できれば良いわけで、その管理は毒ヘビほど難しくはないです。サソリは俊敏ではない上に、樹上性ヤモリのようにケージの側面をスルスル登ってくることもないので、取り扱いは難しくありません。毎年人間を負傷させているイヌなどに比べれば安全すぎてあきれるほどです。それが規制対象になってしまったのは、一部の飼育者が繁殖個体をワラワラ逃がしたり、お騒がせなことをやらかして目立ったからでしょう、たぶん。


 ↑ ペクチン器官。(メス)

 キョクトウサソリ科の飼育が免許制になったら、筆者は直ちに取得しにゆきます。そんなウワサも見込みもありませんが。危険動物の飼養については、イヌも含め免許制にすべきです。そして他人が受傷するような事故の責任をもっとキチンと果たすべきです。
 上の写真のペクチン器官という比較的大きな道具は、サソリ固有のもので、これで地表を伝わる微細な振動を検知し索餌すると言われています。オスのそれの方があきらかに立派なのは、同種のメスが発する固有の振動を受信するためでしょうか。

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