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アリグモ

2017/08/26


 生物の擬態は広く知られていますが、その中には擬態なのかどうか疑わしいもの、擬態する意味がよく判らないものなどもいます。しかし本種の擬態はひじょうに明瞭です。このハエトリグモの仲間は、姿形もサイズもアリそのものです。

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 うちの家の敷地内、とくに家の裏側にはかなりの数のヤガタアリグモが棲んでいることがだんだん分かって来ましたが、このクモはそれとは少しちがうようです。

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 いつもながらピンボケ写真ですみません。このクモは、ヤガタアリグモよりもお腹が大きくて、よりアリ的です。ひじょうにすばしこくてなかなかシャッターチャンスを得られず、やむなく小さな容器に確保して撮った写真がこのザマです。

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 アリグモの仲間と言えば、これまでヤガタくらいしか知らなかったのですが、調べてみると、単にアリグモという種もいるようです。うちで発見したのは初めてです。

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 アリグモは、アリの群れにまぎれ込み、アリを捕食するために擬態していると古くは考えられていたそうですが、現在はアリの近くにいることで自分より強い捕食者から身を守るという考え方が主流だとか。アリに化けると小さな虫を狩る捕食者は敬遠するのでしょうか。アリを襲った小さな捕食者が、大群で報復を受けたという教訓を得て、それをアリグモは利用しているのでしょうか。

 ちなみに、同じハエトリグモ科のアオオビハエトリは、大胆にもアリを専食するためにアリに擬態しています。ですので、アリグモの自衛のための擬態というのは、イマイチ説得力がない気もします。もしかするとアリに擬態することで、アリのおこぼれを横領しても気づかれないのかも知れませんね。
 どんなメリットがあるにせよ、アリグモはアリの姿をしてアリの近くで暮らしています。

 当ブログのヤガタアリグモ4項に記述した個体は、もしかすると本種の可能性もあるかもです。プロポーション的にはヤガタなんですけど。

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