タカサゴユリ4
2017/08/29
今年も今月上旬から、筆者の家のご近所のあちこちで白い花が咲きはじめました。しかもその数は年々増えています。そのうち町はユリに占拠されるな。いったいいつ頃から野生の百合が町中で増え始めたのでしょう。この町ではそれほど古くからではないと思われます。筆者がその存在に気づいたのは去年でしたし。それ以前にも咲いてはいたのでしょうが、庭に植えられているものと思って気に留めなかったのかもしれません。
公園の外縁で見つけたツボミ。不思議なことに公園内ではまだユリを見つけたことがありません。あえて痩せた土地を選んで自生しているようにも見えます。
小さな苗でも立派な花をつけているものもあります。
人家の外回りのちょっとした土のあるところなどが、ユリのかっこうの生育地になっています。
駅前の花壇。比較的肥沃な土壌なので、ユリも元気に見えますが、他にたくさんの植物がひしめいているせいか、数は少ないです。
筆者の家から最も近い場所で見つけたもの。歩道に作られた植え込みで自生しています。
上と同じ。別の角度から見たところ。花が四方を向いているところがおもしろいですね。
花のズームアップ。
これはご近所の園芸品種です。自生しているタカサゴユリとちがって、葉がフサフサと生い茂っています。
もっともたくさんの花が集中しているところ。人家の外縁のわずかな土を見つけて自生しています。この辺りにはひじょうにたくさんの苗が集中しています。ユリ大発生の震源地はこの辺りなのでしょうか。
ツボミもまたたくさんあるので、もうしばらくは花が尽きませんね。
道端の植え込みの小さな苗。可愛らしいですね。
自生するタカサゴユリは、種が飛散して分布を広げるようですが、発芽して苗が育っても、地下茎や球根が充分に太って開花に至るまでに数年かかるそうです。現在の花たちは数年前からこの地に自生していたことになります。そして数年後に開花するために頑張っている若い苗たちもたくさんいることでしょう。