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キマダラカメムシ

2017/09/19


 秋の虫たちの啼き声がたけなわの時期ですが、家の周りの木立ちで啼くアオマツムシなどは、うるさいくらいです。そして啼く虫たちの多くは鳥や肉食の虫たちの恰好の餌食でもあります。
 で、カメムシが植物の汁を吸うのみならず、虫の体液をもすするって知ってました? 水生カメムシ類やサシガメの仲間が獰猛なハンターであることは知られていますが。あと、クチブトカメムシ類も虫の体液を吸いますね。

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 ところが今回目撃したのは、植物の汁を吸うカメムシが虫の体液を吸っているところでした。検索するとすぐに見つかったこの幼虫はキマダラカメムシです。

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 指と比較してください。けっこう大きなカメムシでしょ? 指をそっと近づけても気づかずに吸汁に夢中になっています。

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 本種について調べてみますと、好んで吸汁する植物の種類については記載がありましたが、虫の体液を吸うこともあるという記述は見つかりませんでした。

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 カメムシのお尻のところに、アリンコのお尻が見えます。彼もご相伴にあずかりに来たようです。

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 背面のズームアップ。成虫とはかなり異なる模様をしていますが、体全体を覆うように白毛が密集しているように見えますが、これも模様のようです。

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 正面から観ると、口吻を獲物の口に挿入しているのが判ります。口吻を突き刺しやすい場所が解っているようです。ということは、このカメムシは虫の体液を吸い慣れているということでしょうか。頭を小刻みに振りながら一心に飲んでいます。
 獲物はクサキリかなにかのようですが、緑色をしているから草とまちがえたというわけではなさそうです。
 生物の食性というものは曖昧である場合が少なくなく、植物質を好む虫が、こうして動物質を食べることもあるようです。オオクワガタの繁殖を手がけている人は、大きな個体を得るためにコガネムシやカブトムシの幼虫を、オオクワガタの幼虫の餌にしたりするそうですよ。以前に飼っていたカナブンもメスがオスを食べていましたし。
 カメムシの幼虫が死んだ虫や衰弱した虫を狙って、それを餌にできれば高い栄養が得られますから、成長するうえで有利でしょう。こうした食事習慣からサシガメ等の肉食性のカメムシが分化したのかもしれませんね。

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