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デザートヘアリースコーピオン2

2017/09/26


 なつかしのデザートヘアリーです。太くてたくましい尻尾を有する大型のサソリですが、さいわいにも輸入や飼育の規制はされず、けっこうコンスタントに市場に出回ります。長命でも知られていますが、飼育下での繁殖についてはあまり耳にしません。古くは、繁殖の難しいサソリと言われていましたが、近年は持ち腹のメスが仔産したという話しもチラホラ聞きます。

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 砂漠性サソリの代表格ですね。サイズ的にはシャイニーバローの方が大きな体躯をしていますが、本種はその立派な尻尾で全長がシャイニーバローを上回ります。

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 サソリは夜行性なので、日中は基本的にボーッとしています。ちょっかいを出すと猛然と威嚇し、鋭い毒針で攻撃してきます。なかなかいい感じに気が荒いです。

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 頭胸部のズームアップ。前肢の腿説には長い棘のような毛が並んでいます。獲物を押さえ込んで逃がさないことに貢献していそうですね。

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 正面図。凛々しいです。

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 毒針。人が刺されても重傷に至ることはないようです。

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 ピンセットでつまんでみました。これはメスです。大きなお腹が持ち腹の可能性があると、入手先の業者の方はおっしゃっていましたが、筆者の経験ではあまり期待できないと思います。

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 腹部腹面。どうです? 子を持っていそうですか。

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 休んでいるところ……ですが、完全な休息状態になると、各肢をもっと寝かせて腹を地面に着け、尻尾も寝かせています。

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 オスです。マットに潜り込んでいるのを掘り出したので、体が汚れていますが、気にしないでください。

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 毒針。先端から毒駅がしたたっています。筆者がピンセットで掘り出した際に、したたか攻撃されました。

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 前項でペアリングの様子を記載しましたが、今回はペアリングは考えていません。万一メスが妊娠していれば、オスを拒んで攻撃するかもしれませんしね。

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 雌雄の比較。サソリは腹部腹面にペクチン器官(櫛状板)というもの(↑)を有しますが、オスの方がこれが大きくなります。オスのペクチン器官(左)は大きくて基部で左右が重なっていますが、メスのそれ(右)は小さく、左右が離れています。
 この器官は地表を這う虫の振動等を感知するものだそうです。
 腹部各節にある白くよく目立つものは、書肺と呼ばれる呼吸器ですね。

 なんだかメスの方がお腹が黒っぽいですが、これが持ち腹のせいだとしたら素晴らしいですね。

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 今回は、サソリが自由に砂を掘り返して巣穴を作ることができるように、大きなケージに厚くマットを敷きました。浅い水入れを用意しますが、サソリが水を見つけて飲むかどうかは、筆者のこれまでの経験ではよく解りません。時折スプレーで水をかけてやるのが有効だと思われるのですが、やりすぎてケージ内の湿度を上げるようではダメですね。
 とりあえず長生きしてほしい、それが最大の願いです。デザートヘアリーは筆者の大好きな生き物なので、長くうちにいてほしいです。

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