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クズノチビタマムシ

2017/10/17


 今年はたくさんのクズチビタマムシを見つけました。この辺りではあまり見かけなかったのですが、なぜだか今年は多かったです。この辺りというのは、飼育中のクツワムシのために葉を採りに行くクズの茂みです。



 写真の矢印のところにいますね。体長3〜4mmとひじょうに小さな虫です。小さなわりになかなかの大食漢で、クズの葉には多くの食痕が目立ちます。

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 葉の端っこから曲がりくねった食痕を残すのが特徴で、虫は見えなくても食痕がよく目立ち、それを手掛かりに虫を見つけることができます。

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 葉が揺れるせいで、スマホでは手振れになってしまいます。前広がりの個性的な体形をしています。大型のタマムシの仲間は小食いや微食なのに、こいつはよく食べます。

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 捕獲しました。上が背面図、下が腹面図です。ちっこいけれどタマムシの仲間なのでそれなりに光沢があります。地味ながら模様もありますよ。

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 今はもう10月中旬なので季節的にはもう終わりですね。じつはこれ、先月に撮った写真です。

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 現在はクズの葉も硬く干からびた感じになってしまっています。こちらもそろそろシーズンオフが近づいています。写真に見える多数の食痕は、クズチビタマムシの幼虫のものとはちがうかもしれませんが、本種の幼虫は葉の中に穿孔して葉肉を食します。真夏に羽化を迎えると言いますから、もしもこれらの食痕が本種の幼虫のものであったとしても、現在は葉肉の中に幼虫を見つけることはできないでしょう。

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 同じタマムシの仲間でも大型種では幼虫は木の木部に穿孔しますが、チビタマムシの仲間は薄っぺらい葉の中に潜り込むというわけです。スケールの差異が大きいですね。

 小型種の虫たちには、近縁の仲間がたくさんあって、種の同定はひじょうに難しいと言われています。今回もクズを食べているからクズタマムシと判断しましたが、100%正解とは言えません。言えませんけれど、食性と本種がもっともふつうに見られる種であることから、まちがいないと思われます。

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