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ゴキブリ10連発(7)
ヨロイモグラゴキブリ

2014/01/04


 マダガスカルの珍虫も強烈ですが、オーストラリアのそれはさらにすごいです。巨大ゴキブリとして有名になりましたが、厚みのある重量級の体躯は確かにすごい迫力です。別項で記述したマダガスカルヒッシングローチもそうですが、ここまで来るとゴキブリというより甲虫類を飼っている感覚ですね。ただ、本種は地中性の虫であることとかなりの偏食家で飼育が容易でないところが残念です。



 筆者が初めて本種と出会った2003年当時はまだ飼育ノウハウが確立されておらず、餌探しに苦労しました。その結果なかなか長期飼育に至らず、何回も挫折しました。


 ↑ いろいろ与えてみたが、失敗ばかり。

 成虫になるのに数年を要し、8cmていどになる個体もいるようです。自然界では様々な年齢の個体が地中で同居しています。森林ゴキブリの例に漏れず枯れ葉や腐葉土を食べていますが、飼育下で他の餌に餌づくことは難しいようです。



 上の写真は、脱皮前の幼虫です。腹節がパンパンに伸びきっていますね。下の写真が脱皮後の様子。お腹が短くなりました。



 基本的にずっと地中にいますが、たまに地表に上がってきて水を飲んでいます。なので浅い水入れはかかせません。ただ、土を掘り返して水入れをひっくり返すこともしばしばですが。



 上は、かなり赤みのある個体です。脱皮して日が浅いと明るい色をしていますが、脱皮からずいぶん時間が経過しても赤みがあるままの個体がたまいいて何だか綺麗です。



 上および下の写真は、2010年に入手した成虫です。でかいです。前胸背板に角状の隆起が見られます。



 この年、ついに的確に飼育するノウハウをショップの方から教わりました。昆虫マットを厚く敷いた大きな容器を用意し、安定した地中生活が送れるようにすること。そして適切な餌を用意すること。その餌とはすなわちユーカリの葉でした。乾燥したユーカリの葉を地表に巻いておくと、夜間に出てきてそれを食べるのです。これはひじょうに有効で、長期飼育の決め手となりました。



 大型の容器に昆虫マットを敷きつめ、一角にユーカリのフレークを巻いておきます。この上にシェルターを置いておけば、虫はより安心してユーカリを食べに来ます。けっこうよく食べるので、定期的な補給が必要です。



 乾燥ユーカリのフレークを充分に準備できる場合は、昆虫マットにそれを混ぜてやると、マット自体がヨロイモグラにとってよりよい環境になるかもです。また、ユーカリと一緒に昆虫ゼリーも置いておけば、水分も補給できて良いですね。また、ユーカリ以外の広葉樹でも飼育できるという情報もありますが、筆者は確認していません。
 無事に繁殖を迎えることができれば、コロニーを長年維持することが可能になるかもしれません。

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