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クロアゲハ

2017/11/07


 アゲハ(ナミアゲハ)と並んでよく見かける大型のチョウですが、幼虫の食草もアゲハと重なり、加えて幼虫の姿がたがいにそっくりなので、どうやって棲み分けているのか不思議になります。両者の幼虫はカラタチやサンショウなどの柑橘類を食べます。とくに鳥の糞ににた若令幼虫は酷似しており、終令になって鮮やかな緑色になると、バンド模様が本種では茶色、アゲハのそれは緑なので見分けがつきます。
 成虫同士が似ているのは、アゲハとキアゲハですね。後者の方がやや黄色みが強いかな。ところが両者の幼虫はまったく異なり、キアゲハのそれはたいへん奇抜な色彩をしています。食草もちがいます。
 ずいぶんむかしに知人とアゲハとクロアゲハについて議論したことがありまして、その際の筆者らの結論は、もともと同じ種だったものが地域変異で片方が黒化し、異種が導かれたというものでした。で、その地域差はというと、クロアゲハの方が山間に多いということになりました。

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 そう言えば、山岳部に越してきてからの方が、クロアゲハを見かけることが多くなりました。うちの近所では、クロアゲハとアゲハの遭遇率は同じていどです。以前平野に住んでいた頃には、クロアゲハはあまり見かけませんでした。

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 相変わらず汚い写真で申し訳ありません。チョウの仲間は多くのガのように撮影者に気を使って静止してくれることがありませんし、撮影者の接近を許すという優しさもありません。
 大型のアゲハでは、次に遭遇率の高いのがモンキアゲハで、ジャコウアゲハとカラスアゲハにはなかなか出会うことができません。3種はいずれも黒いアゲハで、モンキアゲハは後翅によく目立つ黄紋を持ち、ジャコウアゲハは後翅の赤紋がよく目立ちます(雌雄で差がある)。カラスアゲハは全体的に緑色の光沢がありたいへん鮮やかなのですが、ほんとお目にかかれませんね。同様に黒いアゲハでオナガアゲハというのもいるそうですが、筆者は最近までその存在を知りませんでした。カラスアゲハに似たミヤマカラスアゲハというのもいますが、緑色の光沢が帯状に強調されていて、また一段と鮮やかです。図鑑でしか見たことないけど。

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