1_萌萌虫雑記帳.png

クワガタアリ

2018/03/15


 東南アジアに棲息する大型のアリで、大きな大顎がひじょうに特徴的です。体長が20mmていどあるので、特徴が一目で判ります。アリはハチの仲間から分岐しており、進化の過程で尾端の毒針を失っていますが、本種は毒針を有したままで、人が刺されることもあります。毒性は強くなく、重傷を負うことはないようですが、狩猟や自衛には有効な武器であるようです。

1

 大きなアリですね。レッドローチの若齢幼虫と比べても遜色ない大きさです。前方に突き出した大顎もよく判ります。

2

 プラケースの壁面を平気で登りますが、動きがゆっくりしているので取り扱いは困難ではありません。

3

 女王アリとワーカーはサイズにほとんど差がなく、一見して見分けるのは容易ではありません。羽化直後の女王は有翅なので、翅の痕跡が胸部に残っているらしいのですが、筆者の節穴の目にはそれを確認できませんでした。

4

 腹面図。大きいうえに動作がゆっくりなので観察しやすいアリです。

5

 獰猛で貪食なアリで、餌がなくなると飼育中の幼虫も食べてしまうほどだそうです。飼育下では餌を切らさないようにする必要があります。

6

 後ろから見たところ。本種は女王が死去した場合でも、ワーカーが繁殖に加わるそうです。すなわち群れの中にはオスアリも存在するということですね。

7

 この大きさだと翅のないハチといったふぜいです。

8

 アリたちをプラケースに移すと、しばらくの間はせわしなく動き回っていましたが、そのうちあまり動かなくなりました。こういうところも見なれたアリたちとは少しちがいます。

9

 ひじょうに大きな複眼がよく目立ちます。これで獲物を視認するのでしょう。

10

 大きな大顎は狩猟の際に力を発揮するのでしょうか。攻撃の際にどのように用いるのでしょう。フォークのように突き刺すのでしょうか。

11

 今回、女王を含む20頭ほどの群れを入手したのですが、アリの飼育が下手クソな筆者には、長期的に飼い続ける自信がありません。
 むかし、筆者が子供の頃は、アリの飼育と言えばコロニーを持ち帰り、土で満たしたケージに放つというものでしたが、最近はいろいろ工夫を凝らした飼育セットが開発されており、アリたちが土を掘って巣を作る様を観察するという飼い方はあまりされていないようです。
 ひじょうに肉食性の強いアリらしいので、生き虫と水を与えておけば飼えると思われます。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内

cover4.jpg
学術エッセイ
人類汎幼進化計画


cover.jpg
小説
三角界の迷子たち


cover3.jpg
小説
少女たちと星の序章


cover2.jpg
エッセイ
単純世界の真面目症候群
Simple System and Serious Syndrome

cover.jpg
小説
あかねだいばくはつ

★講読には電子書籍リーダー Kindle が必要です。



sijn.jpg








recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM