シュレーゲルアオガエル4
2018/06/15
佐渡島からオタマが届きました。タゴガエルの幼生ということで送っていただいたのですが、その中にシュレーゲルアオガエルのオタマが混ざっているとのことでした。まぁ、同じオタマですから一緒に育てていればやがてカエルになるでしょう。
写真の矢印の所にいる小さなオタマがシュレーゲルの幼生です。他の大きなのはタゴガエル。
けっこういますね、小さなオタマ。タゴガエルたちはすでに後足が生えてきています。
シュレーゲルのオタマたちは、ウナギの養殖用の餌を食べてすくすくと育ってゆきます。
1週間もすると、タゴガエルのオタマたちには前足も生えてきました。シュレーゲルのオタマは、変態の兆しが一向に現れず、ただすくすくと育っています。
タゴガエルの幼生は、体内の栄養だけで育つと聞きます。シュレーゲルの方は餌を摂取するので大きく育ちますが、タゴガエルの方は逆に小さくなってゆく気がします。
どんどん大きくなるオタマと、小さくなるカエル。なんだか笑えますね。
送って下さったA氏のよると、佐渡島にはシュレーゲルアオガエルの記録がないのだそうです。これがまちがいなくシュレーゲルの幼生だとすると、人為的に持ち込まれる等して最近になって移入し自生するようになったということになります。
筆者はオタマジャクシを見て種を同定する能力を持ちませんから、カエルまで育ててみなければなりません。