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オオシモフリスズメ

2018/06/25


 スズメガとしては最大級の蛾で、これ以上大きいものはいないと思われます。ヤママユガの仲間はさらに大きいですけど。その幼虫をいだだきました。

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 食草は、バラ科のウメやモモ、スモモ、ソメイヨシノ等ということなので、サクラなら近くの山にわんさか茂っているので、下の方の葉を失敬してくれば調達できます。

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 頭部正面図。おもしろい顔をしていますね。

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 送って下さった方が何を与えていたか聞いてませんでしたが、サクラに食いついてくれたので一安心です。広食性をしめす虫でも、途中から異種に切り替えると食わないことが少なくありません。切換え可能なものもいます。

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 スズメガの幼虫のシンボルとも言える尾端の棘は、本種の場合あまり目立たないですね。

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 しかし若令幼虫では、ご覧のとおり立派な棘になります。頭部のとんがりと共に、体の両端が棘みたいな形状です。

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 胸部の爪のある6肢です。大顎と共に先端が黒くなります。棘や頭部のとんがりもそうですが、先端が黒くなるのがこの幼虫のデザインコンセプトですね。

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 腹部の歩脚。

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 終令幼虫と若令(2令くらいかな)の比較。

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 スズメガの幼虫は地中で蛹化するはずですから、ケージには昆虫マットを敷いておきます。子供の頃、土から掘り起こした蛹は、いずれもごく浅い場所で見つかっていますから、マットもそれほどの深さは必要ないでしょう。

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 ジプロックにティッシュを詰め、それを水で満たして、葉のついた枝を挿入して与えます。これで葉は数日は鮮度を保ちます。

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 たいへん悲しいお知らせです。その後幼虫たちはどんどん数が減り、残ったものはいずれも終令まで育ったものの、それから1ヶ月以上経っても蛹化しません。いったいどれだけの葉を消費すれば蛹化に至るのでしょう。このまま飼い続けてもけっきょく蛹化しない、そんな気がしてきました。
 本種は年1化性で、おそらく蛹で越冬すると思われるので、幼虫の飼育も長期戦になるということなのでしょうか。同様の生態を持つギフチョウの場合は早々に蛹化し、あとは翌年までひじょうに長い蛹状態を維持しました。ギフチョウやヒメギフチョウの飼育は楽でした。

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