1_萌萌虫雑記帳.png

イシヅチサンショウウオ

2018/07/12


 サンショウウオはこれまで飼育経験がありません。とは言うもののウーパールーパーの別称で知られるメキシコサラマンダーを飼ったことがあり、あれはサンショウウオの仲間ですよね。海外ではイモリの仲間にもサラマンダーの名が付いていて、両生綱の中でも有尾類はひとくくりのようです。

1

 イシヅチサンショウウオの幼体です。多くの記述では孵化直後の足のないものを幼生と呼称し、足が生えると幼体に変態したと表現しています。頭部の後ろに外鰓が目立ちますが、成体になるとこれが消失し肺呼吸になりm巣。とは言え皮膚呼吸でガス交換の多くをまかない、一部の種では肺がないものもいるとか。

2

 冷凍アカムシを与えたところ、よく食べました。基本的に生きた小動物を捕食するようなので、アカムシも生きているようにゆらしてやると食いつきが良いですね。小さなエビもよく食べるそうです。

3

 縦編した大きな尻尾は強力な推力を生み出し、なかなか俊敏に泳ぎ回ります。以前に飼っていたイモリ類(シリケンイモリ、アカハライモリ、マダライモリ等)よりもはるかに優れた泳ぎ手です。

4

 足は小さく、推進にはあまり役立ちそうにありません。流れのあるところに棲む種では爪が発達しているそうですから、水底で体をホールドする役に立つのでしょう。

5

 水槽に砂利を敷いて飼います。砂利は水質安定用です。幼体は完全な水棲動物ですが、成体になると上陸するので、水を浅くし砂利で傾斜を作って陸地を確保してやると良いと思います。

6

 幼体は水から上がると運動能力が失われます。陸棲のサンショウウオ(成体)を実際に見たことがないのですが、イモリと同じようなものでしょうか。

7

 イモリの仲間は、有尾類でも陸生生活への適応に優れ、体内受精を行ないますが、サンショウウオはカエルと同じように体外受精です。ただ、多くのイモリが幼体の時代は水生生活を送るので、サンショウウオと生態的には変わらないものが多いですね。
 以前に飼っていたシリケンイモリはよく繁殖しました。彼らは幼体の頃から丈夫な皮膚を持ち、少し成長するとしばしば陸に上がるようになりましたが、サンショウウオの仲間の幼体はより優れた水生生活者で、水中活動が得意なようです。外鰓が消失するまでは陸地は不用でしょう。
 本種は、四国の高山に棲息するので、水温を低く維持しなければなりません。それが飼育のネックですね。日本産のサンショウウオはいずれも低水温を好む動物のようです。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内

cover4.jpg
学術エッセイ
人類汎幼進化計画


cover.jpg
小説
三角界の迷子たち


cover3.jpg
小説
少女たちと星の序章


cover2.jpg
エッセイ
単純世界の真面目症候群
Simple System and Serious Syndrome

cover.jpg
小説
あかねだいばくはつ

★講読には電子書籍リーダー Kindle が必要です。



sijn.jpg








recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM