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クロホシタマムシ

2018/07/30


 体長1cm以内の小さなタマムシです。小さいけれど緑色の強い金属光沢が鮮やかで、ひじょうによく目立ちます。形態的にも大型のタマムシと同様の細長い形をしています。幼虫はコナラやエノキの材部を食害して育つそうです。生きの良い生木よりも衰弱した木や倒木を好むとも聞きます。

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 前胸背板は小さな点刻で埋め尽くされ、翅鞘には深い条刻が並んでいます。黒から藍色の紋が海苔片のようにも見えます。

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 光の当たり具合で色合いはかなりちがってきます。いわゆる玉虫色というやつですね。

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 小楯板は横長の形状をしていますが、近縁種のマスダクロタマムシではこれが三角形に近い形状になるようです。マスダクロタマムシの方はスギやヒノキといった針葉樹に着くようです。

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 腹面図。大型のタマムシと同じように裏側もよく光っています。

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 側面図。やはり輝いています。熱帯地方の甲虫類のようなこの輝きは、この虫にとってなにかメリットがあるのでしょうか。愛好家にとっては見つけやすくてよいですが、それはこの虫にとってはデメリットでしかありません。保護色の真逆の色彩の意味が解りません。日中の日の光を浴びた照葉樹上では金属光沢が保護色になるという考え方を聞いたことがありますが、果たしてどうなのでしょう。
 もっとも、本種は小さいので自然状態では人間の目にはそれほど目立たず、やすやすと発見でき容易に採集できるというわけにはゆきませんが。

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 指先と比べるとこんな感じ。ホタルくらいの大きさですかね。夜に輝くホタルに対して、これはヒルボタルといった感じです。

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