ダルマメンガタハナムグリ
2018/08/07
エジプト産の中型ハナムグリです。中型というと日本のカナブンくらい、20mm前後の虫になります。漆黒のボディに太い黄色のバンド模様、アフリカもんは個性が強いです。
2年ほど前に1度、かなりの高値で通販されていたのを見たことがありますが、今回は飼育者がブリードしたものを安価で入手できました。
手の上で擬死しているところ。危険を感じると死んだふりをするのは日本のハナムグリと同じですね。クロカナブンに黄色でペイントしたような感じです。
腹面は黒くてつやがあります。尾端から白い分泌物があるのは、護身の一環かと思われますが、不快な臭気はそれほどありません。後肢の腿節がやたら太くてたくましいです。
ハナムグリの仲間としては頭小さく角ばっていません。葉っぱ食いのコガネムシみたいですね。前肢をお行儀よく交差しています。以前として擬死中。危険を回避できるよう祈っているみたいです。
ケージに放つとバタつきはじめました。これはいずこの虫も同じですね。
飼育開始は5月中旬。羽化して間もない新成虫だったようで、入手した時にはあまり採餌しませんでした。長生きするか不安でしたが、猛暑の中よく頑張り、最近は餌食いも良好です。
水をかけてやりましょ。今年は気象庁が災害と定義するほどの猛暑ですから。
マットにもぐり込むところ。
日本のカナブンの場合は、雌雄を同居させておくと、早々に交尾して産卵して、さっさと死んでゆきますが、こいつは雌雄混合でも長生きしています。いい感じです。
あとは、繁殖を期待したいところですが、どうなりますことやら。