アブラゼミ7
2018/08/24
異常気象が年々悪化して、8月は記録的な暑さ→秋のような涼しさ→梅雨のような蒸し暑さと推移し昨日は季節外れで大型の台風が四国に上陸し中国地方から近畿地方に迫りました。それでもセミたちは例年どおりに発生し、先日あたりからツクツクボウシが啼き始め、本種やアブラゼミは最盛期を終えました。

おそらく産卵を終えたメスでしょう。うちの庭の木に止まっていました。筆者が近づいても逃げようとしません。衰弱しきっているようです。

捕まえると羽ばたきましたが、そのうち指先に止まっておとなしくなりました。

メスですね。

クマゼミの勢力拡大にともない、アブラゼミが減っているということを言う人もいますが、うちの周りではそのようには感じられません。午前中はクマゼミが啼き、午後からはアブラゼミが頑張るという時間帯ごとの棲み分けもよくできています。
この棲み分けはもしかすると、クマゼミのアブラゼミの生活圏への進出に伴って生じたものなのかもしれません。筆者が子供の頃は、近畿地方や北陸ではアブラゼミが圧倒的で、朝から元気に啼いていましたから。
先日、真夜中に庭で啼きだしたヒグラシに起こされました。生息地の林からあまり出ないヒグラシですが、今年はしばしばうちの近所に飛来しました。
また、筆者の知るうちから近くのミンミンゼミの生息地(3ヶ所ほど)では、例年よりもミンミンの勢力が強かった気がします。現在でも元気に啼いています。