ダルマメンガタハナムグリ2
2018/08/27
エジプト産のハナムグリたちは、8月下旬になっても元気にしています。今でも餌をよく食べます。雌雄同居状態で飼っていてこれだけ成虫が長生きすると、飼育者としてはうれしいですよね。素晴らしいです。
小さなプラケースの中で、猛暑をやり過ごし、生きながらえている成虫たち。日中もマットの中に潜り込んでいるものばかりではなく、地表でボーッとしていたり、採餌していたりさまざまです。
採餌中。5頭の成虫に対して昆虫ゼリー1個で1週間もちます。
ほんと個性的な色あいです。和名のメンガタの意味がよく解りませんが、翅鞘の模様が、顔っぽいということでしょうか。
前から見ると笑った顔に…見えませんか。見えませんね。
卵を発見しました。おお、ついに繁殖が始まりました。見つけた卵は成虫とは別の容器で管理することにしましょう。
マットを少し堀ってみると、今度は生後間もない初令幼虫が見つかりました。
さらに深く掘ってみると、なんと充分に育った幼虫が出てきました。2令と終令です。ひじょうに活発に動き回ります。いつの間に幼虫が育っていたんだ! 自分の観察不行き届きに反省です。
マットを大きな容器にぶちまけてみると、たくさんの幼虫が出てきました。矢印のところにあるのは卵です。成長過程がばらばらなことから、長期間に渡り産卵が続いたことが判ります。
地表では幼虫たちは背面歩きでせわしなく動き回ります。マットの上に置いてやると、すぐに地中へ潜ってゆきます。
充分に育った幼虫たちは、もう少ししたら蛹化するかもしれません。日本の甲虫類のように越冬の習性はないと思うので。
でも筆者の場合、蛹化してから飼育に失敗し、新成虫を得られないことが少なくないので、ここからが正念場です。
読者の中でハナムグリ飼育に熟達した方、安全に羽化まで管理する方法を教えてください。