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ハイイロヒトリ

2018/08/28


 黄ばんだ白色の小さな蛾です。翅脈が黒くなるのがよく目立ちます。個体によっては、名前のとおり灰色を帯びたものもいるようですが、この個体が標準的な色合いだと思います。

1

 前胸前方のよく目立つ黒紋が目のように見えますね。

2

 触角が大きいのでオスです。

3

 じつは、ひじょうに衰弱していてほとんど動こうとしません。夜間照明に飛来してそのまま留まり、何日かして標本と化してしまう、そんなことはよくあることです。なんだかむなしいです。

4

 腹面図。オスは腹部がほっそりしています。
 最近、ツイッターやブログで、本種のメスのフェロモン放出写真というのを見ました。大きなヘビのようなものが尾端から何本か伸びているさまは、なんとも奇妙な光景ですが、そもそもフェロモンというものは、異性を引き寄せる臭いのようなものだと思っていたので、形ある器官が放出されるというのは、驚くべき状況でした。しかもあれこれ文献をたどると、フェロモンを放出するのはオスの方だと書かれてありました。
 一方で、フェロモン分泌のための器官を伸ばしている写真では、触角の小さなメスと思われる個体が写っていました。お腹も大きいし。本当のところはメスなんだと思います。
 いずれにせよ、実際にその現場を見てみたいものです。

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