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レッドローチ4

2018/09/08


 レッドローチは、両生類や爬虫類、肉食の虫たちの多くの餌用活き虫としてたいへん重宝します。飼育繁殖が容易であるうえ、プラケース等のケージの壁面を登れないので管理も楽です。ただ、見た目が日本で人家に棲みつくクロゴキブリやチャバネゴキブリと同様なので、感覚的に無理という人も少なくないでしょう。

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 日本のクロゴキブリよりも小型で、ほとんど飛びません。見た目を除けば利点ばかりで、ペットゴキブリとして長期的に飼うのにも適しています。ただ、同じケージで長く飼っていると、それなりにケージ内が汚れて来て見苦しくなり、それなりに臭気も気になるようになります。

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 うちではドライな環境を維持し、飲み水は用意しません。昆虫ゼリーと週1ていどで葉野菜の切れ端を水分補給用に入れています。それでも雨天が続くと高湿度によってケージ内がベタきます。飲み水を常設すると、ケージ内が間もなくドロドロになり、モザイクなしでは見られない状況になります。

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 羽化直後の白いオスと、メスの成虫たち。

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 交尾を済ませたメスは、尾端に卵鞘をぶら下げて歩くようになり、卵鞘が熟してくるとそれを産み落とします。産卵までに何度も卵鞘を出したり引っこめたりするらしいですよ。


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 産み落とされた卵鞘(卵嚢)は、ケージ内に無造作に転がっています。

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 回収した卵鞘を別容器で孵化させると、微小な幼虫だけを回収できるので、小さな肉食動物用の活き餌として便利です。

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 幼虫たちは日に日に大きくなってゆき、1週間から10日もすると、微小な虫しか食べられないような生き物の餌としては大きすぎるという状況になってしまいます。

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 あるていど大きくなった幼虫は、元のケージに戻します。置き場所に充分なゆとりのある方は、成長プロセスごとにケージを用意しておけば、いつでも理想的なサイズのレッドローチが確保できるというわけですが、なかなか思うようにはゆきません。
 さまざまな齢(成長プロセス)の個体がそろっていれば、常に繁殖し続け、さまざまな齢の個体を恒常的にキープできるはずなのですが、なぜか繁殖率が落ちてきてどんどん衰退してしまうという時期が訪れます。そうなった場合は、新たに購入したものを、群れに混ぜてやります。そのことによりまた繁殖力の回復が期待できます。
 ケージの置き場所に多大なスペースを確保できるなら、複数の群れを別々に管理し、時おり異なる群れ同志を混合して、近親相姦の連続を断つようにしてやると良いかもしれませんね。
 そこまで大がかりにレッドローチを管理するなら、活き餌屋を開業するとよいですね。

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