シュレーゲルアオガエル6
2018/09/22
1週間前に後足が生えたのを確認したオタマが、もう変態して陸に上がっていました。いつの間に前足が生えたのでしょう。本種のオタマは後足が生え始めて10日かそこらでカエルになるようですね。

上陸したばかりのカエルです。すでに尾はなくなっていますが、体は黒っぽくあまりシュレーゲルらしくありません。

指で触れてみると、驚いたのか、へんなポーズをとりました。なかなか愛嬌があります。

カエルのための飼育環境。水を張ったプラケースにスポンジ(観賞魚のフィルター用のマット)の島を設けたシンプルなレイアウト。餌は小さなレッドローチです。

後足はもちろん前足もひじょうに長いですね。指の吸盤の力は強く、プラケースの壁面を迅速に登ります。

ジャンプ力もひじょうに強いです。油断していると逃げられてしまいますから、メンテや観察時は注意が必要です。

変態後1週間ほどすると緑色が強くなり、カエルらしくなってきました。

光彩の色が明るいことと、肌がなめらかでざらつきが少ないことから、シュレーゲルアオガエルだと思われますが、佐渡には本種が生息する記録がないことから、モリアオガエルの可能性も考えられます。
筆者にオタマを送って下さった採集者はシュレーゲルであるとおっしゃっていたので、それが正しければ、佐渡にも本種が移入しているということになります。であればこれは貴重なサンプルですね。