ウスバカミキリ2
2018/10/17
またまた大型のカミキリムシが飛んできました。ゴマダラカミキリ、アカアシオオアオカミキリに次いで3頭目かな。ブログの記述によると、この虫と出会うのは9年ぶりなので、最初は見たことあるはずだけど何だったか判らないという情けない状況でした。ミヤマカミキリにしては色が黒いし、ノコギリカミキリにしては体が長いし。
本種の和名は、翅が薄いというイメージを抱かせますが、実際にはそうでもありません。見た目は頑丈そうですし、触ってみてもしっかりしています。
太いしっかりとした6肢でせわしなく歩き回ります。カミキリムシの仲間は、ゴミムシや小さなコガネムシほどせわしないですよね。カブトやクワガタみたいにどっしり構えていればよいのに。
頭部ズームアップ。ペンチのような大顎、太い触角の付け根から下方にマガタマのように回り込んでいる複眼が特徴の、カミキリらしい顔つきです。同レベルのシロスジカミキリは、口器が下を向いていて上からは頭頂が見えるだけですが、本種やミヤマカミキリは、口器が前に突き出し、上からでも顔面がよく見えます。木をかじる仕事は、シロスジの方が有利に見えます。
しばらく遊んで写真を撮ったあとは、窓を開けて逃がしてやりましょう。カミキリムシは飼育下では長生きさせられないので飼ってもつまらないです。