センニンソウ
2018/10/21
筆者の家の最寄りの駅は、山林を切り開いて作られたので、駅前の緑地は原生林をそのまま残した状態になっています。その小さな自然の中にも様々な草花が自生しているわけですが、また新しい植物を見つけました。花は白くてほっそりとした花弁をしておりそれが4枚十字型に並んだ、かなり特徴的な形状です。葉はこれといった特徴はありませんが、茎がひじょうに細くて繊細な感じです。
センニンソウは、林の外縁の日当たりのよい場所を好むツル植物で、本州以南で普通に見られる雑草だそうですが、筆者の経験ではあまり見かけない草花です。この辺りでも初めて目にしました。
背丈が2mほどあって、草本というより低木の様相を呈しています。上の方にたくさんのツボミがあるので、あれが一斉に開花すると見事でしょうね。
なかなか可憐な花なのですが、有毒で、ウマクワズ(馬食わず)の異名があるそうです。
毒性はともかく、花が可愛いので庭に植えても見栄えがしそうですね。園芸植物としての利用もあるとか。
この花は花弁の先端が丸くなっていますが、先がとがった花弁を持つものもあるようです。
きれいな花には毒がある、そんな言葉があるかどうかは知りませんが(きれいなバラには毒があるの変形として聞いたことがある気がします)まさにこの花のことを言っているようですね。