キスジワモンゴキブリ
2018/11/14
6月上旬にネットオークションで入手しました。微細な初令幼虫でしたが、動きが信じられないほど素早く、プラケースの壁面もすいすい登るので取り扱いに大変苦慮しています。ほんとその動きの速さは泣かされます。
まだ情報の少ない種なので、原産地は不明です。
前胸部を縁どる白い輪、中後胸部の赤み、腹部背面の白いバンド模様と、ひじょうに美しい容姿をしています。
メンテナンス時に逃げられないようにするのが、ひじょうに大変です。餌の交換は刺激しないように細心の注意を払って行ないます。
餌は、他のゴキブリと同じです。ドッグフード、観賞魚用フード、昆虫ゼリー等を与えます。
最初はプリンカップで飼っていたのですが、プラケースに移すことにしました。プリンカップ内のミズゴケや落ち葉ごと引っ越しです。
スプレーによって生じた落ち葉上の水を飲んでいるところ。
これはネットオークション出品者より提供いただいた成虫画像です。成虫の美しさはまた一段と際立っていますね。こんな姿をうちでも見てみたいものです。
ところがです。5ヶ月経っても若令幼虫のままで、サイズ的にもあまり成長が見られません。ただ、以前と比べると中胸部以後の赤みが強くなり、腹部の白いバンドが目立たなくなりました。
別の個体でも同様に変化が見られます。一応加令はしているようです。扱いがたいへんな虫に限ってこの成長の遅さ。飼育難易度の高いゴキブリです。ただ、頑健さの点では難易度は低いと言えます。辛抱強く気長に付き合ってゆくしかありません。