オマキトカゲ3
2018/12/12
飼育を開始して5年近くになります。メスが早くに死去してしまって、以降はオスだけで飼っているのですが。とりあえず元気にしています。
爬虫類としてはひじょうに珍しい完全植物食のトカゲで、樹上生活の夜行性種ですが、大きなケージに入れてやってからというもの、地表で丸くなって休んでいることが多くなりました。コルクバーグや餌皿の下で丸くなっています。
多くの夜行性種と同様、飼育下では日中でも採餌するようになるのですが、この子は一向に人になつきません。人を見ると餌をあてにして寄って来るものの、手を出すと猛然と噛みついてきます。
飼育を始めたばかりの頃は温厚だったのに、今ではハンドリング不可です。可愛くないですね。
庭でむしったタンポポを与えました。大喜びで食べましたよ。タンポポは多くの爬虫類に喜ばれます。
うちでは、冬場はヒーターの温度を20℃に設定しており、実際の飼育温度はもう少し低いと思われます。寒さに極めて弱いオマキ君は、冬場は元気がありません。ありませんけれど、うちではこの状態でずっと過ごしてきました。
先日、生き物の展示即売会に誘っていただき、この子を連れて行きました。オマキトカゲを扱っているブースは他に見当たりませんでしたが、あまり人気はありませんでした。見た目が可愛くないんですかね。興味を示される方は、本種について知識のある人だけでした。人になついていないとなれば、なおさら人気も出ません。
けっきょく連れ帰って現在も飼育中ですが、それを機におとなしくなった、なんてこともありません。
オマキトカゲは、過去にも何頭か飼ったことがあるのですが、こんなになつかない子は初めてです。
このオマキちゃんは現在も飼育中でしょうか...?